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Posted by スターリンクさがみ運営事務局  at 

2017年01月23日

同じ末っ子でも、


「おいおい、何だよ!テミン!おまえはほんと油断も隙もあったもんじゃないな!またユ
ノに引っ付いて! ユノ!もうこいつおまえのペットにでも何でもしてやれよ!」
何も知らずにそう言うソンミンの言葉に二人はドキっとして、引きつった笑いで
「何バカな事言ってんだよ、ソンミン。
テミンだってほんとは可愛い女の子が好きに決ま
ってるじゃないか!」とテミンの肩を揉むような仕草でソンミンに言った。
「な!?テミン」テミンの顔を覗き込み、同意を求めるユノにテミンは俯いたまま、コク
リとうなづいた。
「……まぁいいけどさ!!!住宅搬運服務
もっと飲もうぜ!」とソンミンは飲み物を注文した。
 イライラと街を彷徨うチャンミンはハッと我に返り
「やばい!こんなとこでウロウロしてて、兌換港幣誰かに見つけられたら大変な事になるとこだっ
た。…仕方ない…帰ろう…」タクシーを拾い行先を告げる。
 携帯を取り出し、ユノのアドレスを開く。が、しばらく考えてやめる。また取り出して
はやめる。それを何回か繰り返した後、
「全く!そんなに考えたって仕方ないのに!」と一人つぶやき
「帰ってる?」それだけを打って、送信した。
すぐに返事がくるだろうと、携帯を握ったまま待つが、中々返ってこない。…そのまま家
につき「無視かよ…」と灯りのない部屋を見上げ、ハァーと深いため息をつき、エレベー
ターに乗った。
「返事くらいくれたっていいのに…なんで返事出来ないんだ?」
 チャンミンの心配はドンドン悪い方へ悪い方へと広がっていった。部屋に入り、灯りも
つけずにソファに腰を下ろす。
 朝出かけるときは二人で楽しく、頑張ろう!って言いあってたのに…1日でこんなに気
分がかわるもんなんだな…どこでどうおかしくなっちゃったんだろ?…
 あの時拗ねたりしないでヒョンと一緒に行けば良かった…
チャンミンは重苦しい不安に囚われ、身動きが出来なくなった。
フラフラに酔ったソンミンをテミンと二人で抱え、3人でタクシーに乗る。
まずソンミンを送り、テミンとユノの二人…相変わらず、ピタリと引っ付いて座るテミン
恥ずかしがりやのチャミナとえらい違いだな。
 離れないユノを確認して、テミンはユノの手をとり、指を絡めた。ユノも拒まず、手を
握り返した。
 ユノを見つめるテミンの表情が嬉しそうに輝き、なおも体を寄せ、小さな声で
「ユノヒョン… このまま帰りたくないな…」
「ダメだよ!テミン!何言ってるんだ!遅いんだから帰らなきゃ!」
「もう子供じゃないんですよ… ユノヒョン…」ユノが離そうとした手をしっかりつかみ  

Posted by 時節に美  at 12:28Comments(0)